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confuoco Dalnara

金桂

地球を訪れている火星のかけらが
金平糖のように木々に鏤められている。おきみやげ?
匂いが前からさきに来たと思ったら
もう後ろに去っていってしまう。木がどこにあるかわからないまま香りを楽しんでいた。
今夜はゆっくり歩いて目を凝らして来たら
駅から家まで4本以上は金木犀が家々の垣根に咲いていた。
もうすこししたら
アスファルトに花が敷きつめられるだろう。

金木犀は夜の方が芳しい。
朝は光で香りが拡散されてしまうのかな。朝のほうが淡い香りだ。
今日は
家から駅まで5、6軒もの庭の垣根に植わっているのを見ながら行った。
桜並木の道が秋は金木犀の香りにあふれている。

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